バツイチの結婚観

バツイチ同士の再婚ならば話はとても早いのですが。

離婚歴を持っているとそれだけでマイナスイメージがありますが、年々離婚率が上昇していることもあり近頃では結婚されるカップルの2割近くが、 男女どちらか、あるいは両方共再婚者であるといわれております。 なので身の丈に合った婚活さえしていれば、バツイチでももう一度温かい家庭を持つチャンスに巡り会えるでしょう。 「自分がバツイチで辛い思いをしてきたから相手も同じ境遇の人を選ぼう」と再婚同士で結ばれようという考え方をすれば、互いに高望みはしないでしょうから 良きパートナーを見つけるのはそんなに難しくはありません。 結婚にそれほど夢をみていないでしょうし、もう派手な結婚式を挙げようとはしませんから結婚資金にも余裕が生まれます。 経験者同士ならば我慢するコツも習得しているしいくらかは妥協してでも再婚を目指すので、舞い上がったりしない分肩の力を抜いてたんたんと結婚へと向かえます。

しかしどちらかが初婚の場合は再婚者の方がいろいろと気を使わなければなりません。 特に女性側が人生初の結婚と言う場合は最大限わがままを聞いてあげるはめになり、それが出来なければいつまでも後悔されることになります。 再婚する男性の立場ですとこれからの結婚生活がどのようなものかある程度は予想ができますし、 2度目の挙式を盛大に行って大勢のゲストを招待するのは気が引けてしまうので、身内だけでの秘めやかな結婚式で済ませたいと考えるでしょう。 ですが初婚の女性は友人を何十人も招待して何度もお色直しをする、派手な結婚式を所望するので意見がなかなか合いません。 そこはお金を節約してこれからのふたりの生活費にまわそうよ、と言いたい気持ちをグッとこらえてお嫁さんの希望を叶えてあげる、 そんな甲斐性が再婚する男性には必要になってくるでしょうし、それが我慢ならないのならバツイチの女性を相手にお見合いをしたりプロポーズを決めるべきでしょう。

この反対で初婚の男性にバツイチの女性が嫁ぐ場合は、それほど揉めることはありませんのでスムーズに結婚式の段取りも進むでしょう。 面倒くさがって地味な結婚式にしたいと男性がリクエストしても、初婚の女性はその要求を簡単には認めてくれません。 でも離婚歴のある女性なら寛大な心でそれを許してくれますし、2度目のウエディングドレスを着る機会を失うとしても激しく抵抗はしません。 そうしなければ結婚相談所で猛烈に頑張っても、出会い系サイトで異性に熱烈にアピールしても実は結ばれないと知っているからです。 このように片一方がバツイチのカップルの場合は初婚の方の意見を尊重して歩み寄る努力が不可欠となりますが、 再婚同士ならば皆さんが思っているほど難しいこともないので結婚相談所を利用すればあっさりと二人目のパートナーを見つけることも、 10歳以上年下の恋人を捕まえることも簡単なのです。

ただし子持ちの場合、引き取って一緒に暮らしてはいないけれど養育費を払っている場合は事情が異なってくるかもしれません。 再婚した途端に相手は子持ちとなるわけですし、いきなり親子となっても連れ子と仲良くやっていけるのかという問題があります。 なので奥さん旦那さんの相性だけではなく、子供ともうまくやっていけるのかを事前に確認しておかねばならないため越えるべきハードルが1つ増えるでしょう。 また子供はいるけど元妻が引き取っていて自分は養育費を支払っている、というケースだと金銭的なことが問題になります。 一緒に暮らしてはないけど子供が二人も三人もいて、養育費を払いながらでは再婚してもやっていくだけの生活費が残らない、 なんて状況ですとしばらくは再婚相手を探すのを諦めたほうがいいでしょう。 そのような問題がなければバツイチでもそういった人だけのお見合いパーティーもありますし、結婚自体は無理ではありません。